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「過疎地域からの情報発信」
三重県大内山村長 小倉 文也 
明治9年9月、旧5村が合併して「大内山村」が誕生しました。木材資源の豊かさから長年にわたる林業と木材加工業の伝統が村を支え繁栄してきたため、「昭和の大合併」のおりにも合併せず125年が続いている村です。
大内山村は、三重県の中南勢部に位置し奥伊勢地域と呼ばれ、周辺を大台山系に属する海抜500m〜1,000m級の山々に囲まれ、総面積64,73平方kmのうち山林が93.8%を占めており、耕地及び集落は宮川の支流大内山川の流域に沿って点在する中山間地域です。
交通は、南北に国道42号線及びJR紀勢本線が縦貫しており、今後近畿自動車道紀勢線の開通により、名古屋、京阪神間との交通アクセスの利便性が図られ、生活、産業、観光道路として重視されようとしております。
人口は、年々減少し平成12年国勢調査では1,604人となっており、高齢者率も31.8%と高く、過疎化が著しく進んでいます。
本村の主たる産業は農林業ですが、近年の農林業低迷、担い手不足等深刻な状況になってきております。その中でも酪農業は早くより盛んで、昭和23年に大内山酪農農業協同組合が設立され、生産・処理・販売の一貫体制を確立しております。学校給食牛乳の受託等、牛乳を一筋に三重県下に販売を展開し、「安全・安心」な牛乳として広く知られるようになり、昭和47年には「朝日農業賞」を受賞しております。
その後、昭和55年から生協との産直事業に取り組み、組合の地区拡大を図り、現在では、生産量の7割が大阪府・奈良県・和歌山県において生協牛乳として販売され、乳製品の開発においても幅広く消費者に対応しております。
以上のことから、本村は「牛乳の村」というイメージが強く浸透しており、平成5年には、村の活性化対策として過疎地域滞在型モデル事業の採択を受け、「牛乳風呂」のある宿泊施設「グリーンパーク大内山」を建設しました。この施設は、老若男女を問わず誰にでも楽しみと満足をと、平成7年4月にオープンしました。地元で生産された牛乳を使った料理、また生乳がたっぷり入った「牛乳露天風呂」が最大の魅力です。美容と健康によいとされてきた牛乳風呂を最高の条件で入浴できるよう研究を重ね、早朝、牧場で搾りたての生乳を入れた湯船に浸かり、のんびりゆったりとした、やすらかなひとときを味わえることができます。
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宿泊施設
「グリーンパーク大内山」
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「グリーンパーク大内山」の
牛乳露天風呂
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この奥伊勢地域は、伊勢神宮で知られる伊勢志摩国立公園や熊野三山で知られる吉野熊野国立公園にも近く、「海と山」の自然の宝庫であります。この自然の宝庫を活かし本施設では、「遊ぶ・学ぶ・食べる」をテーマに自然とふれあい、知識を深めるための「収穫体験研修プラン」を新しい事業として取り入れ、これまでの観光型から体験型へ集客方法を転換し、尚一層の活性化を図ろうと努力しております。
小さな村ではありますが、市町村合併を踏まえ合併後の本地域がいつまでも活力があり、絶えず情報発信を続ける地域づくりをしていきたいとおもいます。
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