全国過疎問題シンポジウム2023 in とやま
ウェルビーイング先進地域 ~多様な人材が創るこれからの地域社会~
過疎地域では、人口減少や少子高齢化が進展し、産業の衰退による地域社会の活力の低下をはじめ、集落機能の低下等さまざまな課題に直面しています。
一方で、豊かな自然や農地、森林などを有する過疎地域は、水源の涵養、食料の生産、自然災害の防止といった人々の生活や生産活動を支える公益的役割を担うとともに、ウェルビーイング〈自分らしく幸せに生きられること〉を実感できる『幸せの基盤』が揃っています。
過疎地域の可能性について、新たな気づきや発見がある場とするとともに、全国の優れた取組にふれ、参加者相互の交流を図るなど、人と人とのつながりを通じて将来に向けた取組を考える契機とするため、「ウェルビーイング先進地域~多様な人材が創るこれからの地域社会~」をテーマに「全国過疎問題シンポジウム2023 in とやま」を、10月26日(木)・27日(金)の2日間、富山市の「富山県民会館」を主会場に開催しました。
このシンポジウムは、総務省、全国過疎問題シンポジウム実行委員会(富山県、一般社団法人全国過疎地域連盟、富山県地域振興団体協議会)の共催により開催し、延べ1090名(交流会除く)が参加しました。
また、次期開催は山梨県となりました。
全体会
全体会
開会式
・開会宣言 笹原 靖直 富山県地域振興団体協議会 過疎地域振興部会長(朝日町長)
・主催者挨拶 鈴木 淳司 総務大臣(ビデオメッセージ)
阿部 守一 全国過疎地域連盟会長(長野県知事)
(遠藤 雄幸 全国過疎地域連盟理事(福島県川内村長)代読)
・歓迎挨拶 新田 八朗 富山県知事
令和5年度過疎地域持続的発展優良事例表彰
・受賞団体講評 宮口 侗廸 過疎地域持続的発展優良事例表彰委員会委員長・早稲田大学名誉教授
・表彰状授与、記念品贈呈
総務大臣賞の授与:山越 伸子 総務省大臣官房地域力創造審議官
全国過疎地域連盟会長賞の授与:遠藤 雄幸 一般社団法人全国過疎地域連盟理事(福島県川内村長)
基調講演
「過疎地域の使命」
講演者 宮口 侗廸 氏 早稲田大学名誉教授
パネルディスカッション
「ウェルビーイング先進地域~多様な人材が創るこれからの地域社会~」
コーディネーター 指出 一正 氏 『ソトコト』編集長
パネリスト 藤田 とし子 氏 まちとひと 感動のデザイン研究所 代表
金子 知也 氏 (公社)中越防災安全推進機構にいがたイナカレッジ マネージャー
島田 優平 氏 (一社)ジソウラボ 代表理事
佐藤 みどり 氏 NPO 法人立山 クラフト舎 代表理事
分科会
〈第1分科会〉朝日町
コーディネーター 宮口 侗廸 氏 早稲田大学名誉教授
事例発表団体
・家賀再生 プロジェクト(徳島県つるぎ町)
・昭和村(福島県昭和村)
・朝日町MaaS 実証実験推進協議会(富山県朝日町)
スペシャルトークセッション
「富山県朝日町発、日本の幸せづくり~一人ひとりが住みたい場所に住み続けるために~」
藤野 英人 氏 (一社)みらいまちラボ合同代表、
畠山 洋平 氏 朝日町次世代パブリックマネジメントアドバイザー、(株)博報堂
現地視察:ヒスイテラス、ふるさと美術館
〈第2分科会〉氷見市
コーディネーター 指出 一正 氏 『ソトコト』編集長
事例発表団体
・一般社団法人 筆甫地区振興連絡協議会(宮城県丸森町)
・株式会社ホップジャパン(福島県田村市)
・山古志住民会議/ ネオ山古志村(山古志DAO)(新潟県長岡市)
・論田自治会及び熊無自治会ろんくま移住促進委員会(富山県氷見市)
現地視察:氷見漁港場外市場 ひみ番屋街、SAYS FARM、あいやまガーデン、漁業文化交流センター
〈第3分科会〉南砺市
「集落の暮らしを未来へつなぐ~縮退する過疎集落に向き合う現場での取組と課題~」
コーディネーター 図司 直也 氏 法政大学現代福祉学部 教授
パネリスト 田口 太郎 氏 徳島大学大学院社会産業理工学研究部 教授
小玉 陽造 氏 山口県岩国市 市民協働部長
小島 公明 氏 兵庫県朝来市いくの地域自治協議会 事務局長
川島 尚子 氏 高知県室戸市まちづくり推進課 集落支援員
現地視察:(一社)ジソウラボ取組紹介、世界遺産 相倉合掌造り集落